私たちは、大きな問題に直面すると、それを「大きなひとつの問題」として捉えがちです。問題が大きく見えるほど、不安や焦りも大きくなります。感情に圧倒されると、考えることそのものを途中で放棄し、「自分には対応できない」とあきらめに至ることもあります。
フランスの哲学者デカルトは、困難な問題を解くためには、それをできるだけ多くの小さな部分に分けることが必要だと説きました。ひとつの大きな問題に見えているものも、よく見ると、いくつもの小さな問題が重なってできていることに気づきます。そうすると、今まで見えていなかったいくつかの解決策が現れることがあります。
今抱えている大きな問題には答えが出なくても、問題を分割し、「今日ひとつ何ができるか」と考えてみる。困難を分けることは、無理に頑張るためではなく、今の自分にできることを見つける工夫です。焦らずに、自分のペースで、「今日できるひとつ」から始めてみましょう。
