日本産業保健法学会に参加しました。
私は法学部を卒業した後、医学部に進み、医師になりました。医師になってからは、長い間「医学」の側から人を診てきましたが、産業医として仕事をするようになり、改めて「法」を学ぶことの大切さを感じています。
今回の学会では、医師と法律家が同じ事例について議論する場面が多くありました。同じ事実を見ても、医学と法学では問題の捉え方や考え方が少し違います。その違いがとても興味深く、同時に、両方の視点を持つことの意味を改めて感じました。
法学部で学んだ後に医学の道へ進んだことは、一見すると遠回りだったようにも思えます。けれど、産業医という仕事に携わるようになった今、その二つがようやく一本の線につながってきたように感じています。
医学的な妥当性と法的な妥当性、その両方を考えながら、働く人と企業にとって現実的な解決策を一緒に探していく。これからの自分の産業医としての仕事に、とても大切な視点をいただいた二日間でした。
