仙台フィルハーモニー管弦楽団は創立50周年を迎えました。
演奏者は演奏しているうちに湧き出てくる感覚やメッセージを伝え、聴衆は演奏者の奏でる音楽に耳を傾け、自分の心に響くものを感じます。演奏者も聴衆も、音の感覚を共有するコミュニケーションを通して、今まで意識しなかった新たな自分を発見したり、理解を深めたりします。
そして音楽のコミュニケーションには聴覚だけではなく、視覚も影響します。演奏者の体の動きや表情もメッセージとして聴衆に届けられます。そして、聴衆の反応や表情もまた、演奏者にフィードバックされ、会場の雰囲気が醸成されます。
定期公演では、演奏者と聴衆のコミュニケーションが絆となって育まれます。この美しい絆がこれからも続くことを切に願っています。
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