あなたの仕事

メンタルヘルス

企業においては、年々仕事に求められるスピードが上がり、労働者がストレスフルな環境で過ごすことが増えてきています。適度なストレスは生産性を上げる効果がある一方で、過重なストレスは心身に悪い影響を及ぼします。そしてそのストレスは慢性的であればあるほど、目立たずひそかに私たちを侵食し続けます。

ストレスを受けると、まず私たちは何とかそれに適応しようとし、ある程度までは均衡を保つことができます。けれどもストレスの強さと生体の適応能力のバランスが崩れると以下のような現象が起きます。

①    頭痛・動悸・めまい・腰痛・肩こり・下痢・便秘・喉のつまり感・月経不順などの身体症状や不眠・不安感などの精神症状から始まります。

②    次第に涙もろくなったり、怒りっぽくなるなど情緒の不安定さが傍からわかるようになります。心身の不調が行動に表れるということは、ストレスに適切に対処できていないということです。

③    そして体力と気力が消耗し、全体のエネルギーが枯渇して何事にもやる気が起きなくなります。こうなると自分の状態を自分で打開することが難しくなります。

④    さらにストレスが加わり続けると、睡眠と食欲という生命を維持するシステムがうまく働かなくなります。場合によっては日常生活を送ることがままならなくなり、休職を余儀なくされる事態に陥ることもあります。

「あれ?いつもと体調が違うな・・おかしいな・・」と気づいたら、その時点で日頃の生活を振り返ってみてください。知らず知らずのうちにストレスをため込んでいるかもしれません。何をストレスと感じるかは人それぞれ、ストレスに対する反応も人それぞれです。まずは自分がストレスを受けているということを認識することがストレス対策の第一歩。働くうえで、日頃から自分の体調に気を配ることも大事な仕事の一つです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました